【北欧レポートVOL.6】マリメッコ本店で見たフィンランド人と日本人の意外な共通点

こんにちは!びっくりカーテンです。
前回の北欧レポートから少し間が空いてしまいましたが、私、片岡がフィンランドを旅して気が付いたフィンランド人と日本人の共通点をご紹介したいと思います。

 

 

 

<マリメッコ本店で見たフィンランド人と日本人の意外な共通点>
 


北欧を巡る旅は、3か国目の最後の国がフィンランドのヘルシンキでした。
私にとってフィンランドは旅行前から一番楽しみにしていた国です。
びっくりカーテンでも人気の高い北欧テキスタイル「VALLILA(ヴァッリラ)」をはじめ、あまりにも有名な「marimekko(マリメッコ)」や「FINLAYSON(フィンレイソン)」、CMで人気急上昇中の新しいブランド「Kauniste(カウニステ)」など、数多くのテキスタイルブランドが誕生したフィンランド。
憧れのデザインセンスを育んだフィンランドの空気や自然、カルチャーを感じたくて、ずっと心待ちにしてきました。

 

 

■こんな可愛い形の木、見たことなくて思わず撮影してしまいました。

ムーミン谷に迷い込んだ気分です。ヘルシンキのとある公園にて。


生まれて初めてヘルシンキに降り立ちました。
街並みはこれまでの北欧2か国(デンマーク、ノルウェー)とは違い、より都会的な雰囲気です。街にはたくさんのショッピングセンターやホテル、ビルなどが立ち並び、道路には路面電車が走っていて、現代的ですが風情のある街並みです。

 

 

■街並みは都会的な印象です。

 

 

■スタッフ堀井、羽田、木下も、街になじんでいますね。

 


フィンランドでの終日自由行動の日。
まず私はずっと楽しみにしてきたマリメッコショップを訪れました。
そこでの体験が、北欧デザインのみならず、そのデザイン文化を発展させてきたフィンランド人に興味を持つきっかけとなったのです。

 

 

 ■マリメッコ本店です。ヘルシンキにはたくさんのマリメッコストアがあり、

3店舗訪れましたが、接客も品ぞろえも本店が一番よかったです。さすがですね。

 

 

訪れたマリメッコストアでは、新商品の生地を見ることと、母への誕生日プレゼントの購入が目的でした。
一通りの生地を見終わった後、私は母へのプレゼントに、新作のマリメッコのデザインのバッグを購入しようとしていました。サイズとしては、普段使いに便利なショルダーバッグ程度を考えていたのですが、他のデザインのものはあるけれど、購入したい柄のショルダーバッグは見当たらず、在庫を確認してもらった時のことです。
一人の可愛い女性店員に接客を受けた際、なぜか日本で接客されているような感覚にとらわれた時の体験をお話しします。

 

 



私 「このデザインでこの形のショルダーバッグはありますか?」


女性店員「すぐにお調べしますので、少々お待ちくださいませ。」

 

 


それからしばらく、彼女は地下にあると思われる倉庫へ行ったり、他の店員に聞いたりテキパキと動いているような雰囲気でした。

しかし、彼女はすぐには帰ってこず、私のそばを何度も通過しながら確認作業をしていたのですが、必ずすれ違いざまに、「あー、お待たせして本当にごめんなさい!」「もう少し待ってください。近くの別のお店にも確認をとっていますので・・・。」などと、笑顔を忘れず状況を話してくれました。

私は安心して待っていられましたが、いよいよ30分が経過しようという頃、彼女の姿がとうとう見えなくなりました。たった一日しかない自由時間。これ以上待つのは勿体ないなぁ。
姿が見えなくなって10分、もう、あきらめるしかないと思った瞬間、彼女が再び現れました。顔は青ざめていて、今にも泣きだしそうな表情です。

 

 


私「大丈夫ですか?もう、在庫が無ければいいですよ。」


女性店員「あの、違うんです。本当にごめんなさい・・・。実は、在庫が無いんじゃなくて、その形のショルダーが、この新作のデザインではもともと製造していなかったんです・・・。こんなに待たせてしまったのに本当にすいません!」


私「えー!(マジですか・・・)」


女性店員 「本当に、ごめんなさい!私ったら本当にどうしてこんなことに・・・。」

 

 


彼女のあまりの狼狽ぶりに、正直驚きました。


こんなに一生懸命探してくれたし、悪い気どころか、ここまで親身になって対応をしてもらえるとは思っていなかったからです。


私はどこからどう見てもアジアからの観光客ですし、他の国では体よくあしらわれることもしばしばありましたので、正直なところ、これまでいろんな国を旅行してきましたが、店側に非があっても素直に謝る店員を見たことがありませんでした。

 

 


私「そうですか。仕方ないですよね。もう少しだけ検討させてください。」


女性店員「本当に、申し訳ございませんでした。ごゆっくりご覧くださいませ。」

 

 


実はもう、諦めかけていたころに、一つ大きいサイズのバッグでいいかなと考え始めていましたので、そちらに心を決めて、しばらく店内をまたうろうろしていました。
お昼に差し掛かり、はじめより沢山の観光客が訪れていて、これまでの経験上、接客はさっきの会話で終了という流れでした。
ところがなんと、彼女はその後、しばらくして私を見つけて駆け寄り、私がほしがっていたバッグの形で、似たデザインのものを提案してくれたのです。

 

 


女性店員「こちらなど、いかがですか?全く同じデザインではないのですが、少し雰囲気が似ていて、こちらもすごく人気なんです。」


私「・・・!!(えー!ここまでしてくれるなんて・・・)
・・・ごめんなさい。先に言えばよかったのですが、この一つ大きいサイズのものを気に入ってしまったので、こちらを購入させてもらいますね。」


女性店員「そうですか!(嬉)良かったです、気に入っていただけるものがあって・・・本当に、お時間とらせてすいませんでした。素敵な旅にしてくださいね!」

私「本当にありがとうございます。あなたも良い一日を!」

 

 


マリメッコでの買い物は私にとってすごく新鮮で、同時に慣れ親しんだ感覚・・・そう、日本を思い出させるようなものでした。
日本の接客は世界中でお手本にされるほど素晴らしいことで有名ですよね。
親身になって、お客様の要望を汲み取る、「おもてなし」の精神は、日本にしか無い特別なものだと思っていました。
マリメッコで私が受けた接客は、もちろん店員さんの知識不足もあったかもしれませんが、顧客に寄り添った親身な対応だったと思います。しかも、日本人の形式ばった接客に比べてもっと自然で優しい印象を受けました。

 

 

 

もしかして、日本人とフィンランド人って、少し似ているのかもしれない。
 

 


たった一度の接客だけでそんな風に考えてしまうのは安直すぎると思いましたが、ずっと以前から北欧のファブリックデザインは日本のそれと共通する部分があるような気がしていた私は、すっかり自分で思いついた考えに頭を占領されてしまいました。

 


「日本人とフィンランド人、似てるのかな・・・。」そんなことを考えながら訪れたレストランで、またもフィンランド人と日本人との共通点を発見してしまいます。

 

■マリメッコのテキスタイルは世界中で愛されていますよね。

 

続きは、・・・また次回に!

 

 

記事・撮影 片岡

 

 

びっくりカーテンでは、特に北欧デザインのカーテンに力を入れて取り組んでいます。

この北欧社員研修をきっかけに、数々の北欧デザインのカーテンの取り扱いを開始いたしました!

ぜひ、以下のリンクから当店の北欧カーテンをご覧くださいませ。

●マリメッコ特集: //www.bicklycurtain.com/?mode=f311

●リサ・ラーソン特集: //www.bicklycurtain.com/?mode=f309

●VALLILA特集: //www.bicklycurtain.com/?mode=f265

●その他、世界のカーテン特集: //www.bicklycurtain.com/?mode=f255

●その他、北欧デザイン特集: //www.bicklycurtain.com/?mode=f208