TBL VOL.132 カーテンの寿命と交換の目安

【 TBL VOL.132 カーテンの寿命と交換の目安 】

●2023/9/26改定版●

みなさまこんにちは。
あまんだ・ら・かまんだらです。(^^)/
 
梅雨明けの足跡が気になる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
日差しも強くなってきて、我が家もテラスの屋根にオーニングを取り付けました。
洗濯ものもすぐに乾くので、梅雨明け時にカーテンをお洗濯される方も多いそうです。

ところで、レールから取り外したカーテンをまじまじと見たら、いろいろ思いませんか?
「このカーテン、家引っ越した時に買ったから三年目か・・・」
「こんな色だったっけ?ちょっと色あせた?
「よく触るところ、黒くなってる?」Σ( ̄ロ ̄lll)
「端っこほつれている?」
「レースカーテン、カビってる!!」Σ(゚д゚lll)
 
そしてふと、考えませんか?
<カーテンの寿命>ってどれくらいなの?(。´・ω・)?
 
ということで、前置きが長くなりました🙇
今回は【カーテンの寿命】と【交換の目安】についてお話ししたいと思います!(*^-^*)
 
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【カーテンの寿命ってどれくらい?】

カーテンと猫いる窓辺


 
一般的には、【5年程度】が目安と言われています。
とはいえ、カーテンの素材や厚み、日当たりなどの環境、使用状況によって大きく異なります。
実際、当店のお客様のお話をうかがうと、やはり4~5年程度の方が多いようです。
でも中には新築時に掛けたカーテンを20年以上と愛用されている方も・・・。
ちょっと前、といいつつ10年以上経っていたということも良くある話ではあります。
特に大きなサイズでオーダーされた場合は、費用や取替の手間などで買い替えスパンが長くなってしまうかもしれませんね。
 
ですが、カーテンは<繊維商品>。寿命があります。
 

レースカーテンの劣化の一例

白系のカーテンは”黄ばみ”や埃や湿気などで”くすみ”が出てきたり、結露でカビが生じることもあります。
日差しの強い南や西側の窓の場合は、経年劣化も早くなります。
▼窓際に掛けることの多いレースカーテンは、特に紫外線でボロボロになることも

 
長期間の使用によって繊維は硬くなり、ドレープ性が少なくなります。
樹脂コーティングの場合は、樹脂が劣化します。
 

▲見た目は変わらなかったのに、ある日カーテンを開けただけで破れてしまうことも。
 
私もそんな経験があります。
以前の我が家は南西向きだったのですが、レースのカーテンは紫外線でボロボロに劣化しました。
5年以上は使いましたが、最後は破れるというより”崩壊”するように粉々に裂けてしまったのです。
その時は厚地も光漏れがする端の方がかなり色褪せていたので結局レースと一緒に買い換えることになりました。
 
 

【交換目安のポイントは?】

レースカーテンの洗濯

 
一般的には、およそ<5年>程度がカーテン交換の目安とされています。
 
本来の生地の寿命自体はもっと長いのですが、カーテンとなると使用状況や環境、お洗濯の頻度などによって段々短くなっていきます。
素材も合成繊維のポリエステルは比較的耐久性がありますが、天然繊維はそれらよりも劣化しやすいと言われています。
 
ちなみに<カーテンの洗濯>は年に1~2度ぐらいがおすすめです。

 
では、<交換時期の目安>となるポイントをいくつかご紹介しましょう。
 
 

●色あせや黄変など色味の変化

 
太陽の強い日差しからお部屋を守ってくれるカーテン。
その分、生地は紫外線により劣化し、少しずつ色もあせていきます。
また、ナイロン・ポリウレタンなどの合成繊維などは【黄変】する場合もあります。
一見、変化がないようでも、光漏れのする生地の上下左右の端部など、部分的に変色していることも。
色の変化が気になったら、取り替え時かもしれませんね。
 

 

●生地の変化(劣化)

厚地カーテンの劣化の一例

 
カーテンの生地は毎日、紫外線の影響を受けています。
使用していく間に素材(繊維)が劣化することで、引っ張ると破れてしまったり、毛羽立ちが多くなったりしているうちに薄くなることも💦
一見生地は大丈夫の様でも、糸が先に劣化すると縫い目がほどけてきたりします。
樹脂コーティングの生地は、当初は柔らかかった樹脂面が硬くなり、カクカクしてドレープがきれいに出なかったりします。
また樹脂部分はべたついたり剥げてしまうこともあります。

 
一般的に、素材は合成繊維より天然繊維の方が経年劣化しやすいと言われています。
遮光や遮熱効果の高い、樹脂コーティング加工の生地は、経年劣化を起こすと「べたつき」や”「剥がれ」、「ひび割れ」などを生じる場合があります。
 
さらにカーテンフックの樹脂も紫外線による劣化でポロッと簡単に折れてしまうことも。
(プラスチック製の洗濯ばさみなどが割れるのに似ています)

▲硬いプラスチックが折れるということは生地にもかなりのダメージがかかっている証拠。
生地感の変化だけでなく、こんな時も、取り替え時と言えます。
 
また、当初あった遮光や遮熱などの機能性も同様に落ちてくるのです。
例えば、ヒダを美しく保ってくれる【形態安定加工】
これはスチームアイロンをかける様な加工のため、一般的には<5回程度>のお洗濯で効果が少なくなってきます。
(似た機能として【形状記憶加工】がありますが、こちらは真空窯で熱を加え、型紙でしっかりとしたヒダの形を記憶させるので、<半永久的な効果>があります。)
 
一般的に窓側に掛けるレースカーテンは特に、日光に晒される時間が長くなります。
厚地カーテンを守るためにも、レースカーテンの生地の状態は重要です。
例えば、同時期に同じ生地のカーテンを直射日光が当たらない北向きの窓と一日中日差しが当たる南側の窓に掛ければ、劣化具合には大きく差が出てきます。
 
 

●ライフスタイルの変化

 
このところのテレワークの普及やおうち時間が増えたなど、ライフスタイルの変化によりカーテンを買い替えられる方が増えています。
例えば、リモート会議ではバーチャル背景もあるものの、ワークスペースとなるお部屋のカーテンを背景にされる方も多いかと思います。
お引っ越し以外でも「子どもが大きくなった」など、生活パターンが変わったタイミングで買い替えてみるのも良いですね✨
 
 

●季節に合わせて機能の効果をアップする

 
季節や気候に合わせて、<機能>が異なるカーテンに掛け変えるのもお勧めです。
【UVカット】効果が高いものや【遮熱生地】は夏場の省エネに有効ですし、冬場は【断熱】や保温効果が高い【裏地付き】や【樹脂コーティング】などがおすすめです。
特に、レースカーテンを選ぶ際は夏場の強い紫外線を防ぐものを使用すると、ドレープカーテンの経年劣化が緩やかになります!
 
カーテンのお洗濯は年に1~2回がお勧めなので、「衣替え」感覚で掛け替え時にお洗濯するのがベストタイミング💡かもしれません。
 
 

●気分転換

 
建築基準法では『居室の採光のための窓は”居室の床面積の7分の1以上”の大きさが必要』とされています。
”窓の面積≒カーテン”のサイズなので、お部屋の中で「カーテンの存在」はかなり大きいと言えます。
 
お部屋の模様替えで重い家具を移動させたり、家具やインテリア全体を変えるのは大変ですよね?
けれども<カーテン>はお部屋の雰囲気を大きく変えてくれる、優秀なアイテム!
▼例えば、夏場はリゾートテイストやマリンデザイン⚓、爽やかなブルー系に。(※画像は遮光カーテンの「ジェリーフィッシュ」)

🍂秋~冬はふんわりした生地やブラウンやベージュ系のカラーに変えたりすれば、季節感も味わえてお部屋時間も楽しくなりますね🎵
お部屋時間をより心地よくすごしていただくためにも、まずはカーテンから変えてみる!のもお勧めです。
 
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いかがでしたか?
カーテンの寿命に限らず、ライフスタイルの変化に合わせたり。
カーテンの交換時期するタイミングに正解はありませんが、少しでもこのページの情報が皆様の参考になれば幸いです。
 
カーテン選びに悩んだら、お気軽にメールまたはお電話でお問い合わせください!
窓装飾のプロがお待ちしています!( `・∀・´)ノ
 
びっくりカーテンstaff & 窓装飾プランナーの あまんだ・ら・かまんだら でした!😊