みなさま、こんにちは!
カスタマーサポートの足立です。
最近、お客様のご対応をしていて、広幅の大きなお窓が増えたとな実感しています。
窓が大きいことで、圧迫感を感じないようにあまり主張しないものをお選びになる方、
せっかくだから大胆な柄を存分に楽しむ方と、大きく分かれるように思います。
面積が大きいからこそ、柄がどう出るのか、気をつけないといけないことは何か、
選ぶのに慎重になってしまいますよね。
特に多くお寄せいただくご質問で「継ぎ目は入るの?」というものがございます。
カーテンに継ぎ目があるイメージはない方も多いかもしれませんが、
実は、大きなカーテンって継ぎ目があることがほとんどなんです!
そこで、今回はカーテンの継ぎ目について、お話しさせていただきます。
継ぎ目が入る「縦使い」の生地
カーテンの生地は、平らな生地を針と糸で縫ってお仕立てしています。
その生地は、巾150cmの大きなトイレットペーパーのようなものから、
カーテンのサイズに合わせて必要分を切り出しています。
身近なところでは、手芸屋さんに置いてあるロールの生地をイメージしてもらえるとわかりやすいですね。
横幅が150cmしかないものからカーテンをお作りするので、
継ぎ目を作らずにお作りできるサイズは限られています。
カーテンの頭の部分はヒダをとって山を作っているので、
150cmでお作りできる幅はさらに狭くなり、
1.5倍ヒダ縫製なら幅100cm、
2倍ヒダなら75cmのお仕立てになります。
そのため、これ以上に大きな幅のカーテンを作るには、
75~100cmごとに横に生地を継ぎ足す必要があるんです。
生地自体の規格がこのサイズなので、
継ぎ目ができるのは当店だけでなく、どこのカーテンショップでも同様です。
布を継ぐことにあまり良いイメージがないためか、
「継ぎ目のないものが良いもの」と感じやすいのですが、
実はそういうわけではないのです。
こういった巾150cmの生地を用いてカーテンを仕立てることを、
当店では「縦使い」と呼んでいます。

継ぎ目の位置について
「継ぎ目は、どのあたりに入りますか? 指定はできますか?」と質問いただくことがあります。
見た目にあらわれるところなので、気になりますよね。
当店ではその生地のデザイン、サイズに一番最適な場所を都度判断しお仕立てしております。
お客様にとって気になる部分であることは十分、十二分に承知しているのですが……
より早くお仕上げし、よりお求めやすくご用意させていただくために、
継ぎ目の場所はお任せいただくようにお願いしております。
継ぎ目の見た目は、この画像のようなイメージです。
柄のカーテン生地だとどうなるの?
柄が大きかったりはっきりしていると、
継ぎ目がどう入るのか、柄はどうなってしまうのかいっそうご心配ですよね。
柄ものの継ぎ目はこの画像のようなイメージです。
できるだけデザインのフォルムを崩さないように、幅継ぎさせていただいております。
継ぎ目の入らない「横使い」の生地とは
「縦使い」の生地だと継ぎ目が入るお話をさせていただきましたが、継ぎ目が入らない「横使い」のカーテンもあるんです!
ロールの向きが縦ではなく横に使っていくもので、縦に300cm近くもある背の高い生地です。
トイレットペーパーを横向きに出していくようなイメージですので、
大きなカーテンでも継ぎ目が入らないというわけですね。
縦使いの生地に幅の制限があるように、今度は丈の長さに制限があるんじゃ?
とご心配される方もいらっしゃいます。
たしかにおっしゃるとおりです。
しかし、日本の一般的な住宅ですと、窓の高さは平均200cm前後。
生地の縦が300cmもあれば、十分床までのカーテンが作れます。
横使いの生地は海外産のものが多いことから、
日本で人気の「遮像」「遮熱」「UVカット」といった機能的な生地はまだ少ない傾向にありますが、
国内ではなかなかないおしゃれなデザインのものが多く、大変人気をいただいています。

横使いの商品はどこでわかる?
継ぎ目が入らないことを「シームレス」と呼びます。
当店のサイトで【なにかお探しですか】という検索欄に、検索キーワードとして「シームレス」とご入力いただけますと、該当商品がヒットいたします。
商品ページの下部に、商品説明として機能にも明記しておりますので、そこでもシームレスかどうかもお確かめいただけます。

おわりに
はじめて大きな窓用のカーテンを購入されて、
継ぎ目が入っていてびっくりされた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
カーテンとしておかしな状態というわけではありませんので、どうかご安心くださいませ。
カーテンはお部屋の雰囲気を大きく変えるインテリアなので、
継ぎ目があっても、ぜひお好みのカーテンを楽しんでいただきたいなと思っております。
縦使いでも生地巾が130cm、140cmのものもあり、そういった商品は継ぎ目の位置がもう少し狭くなります。
価格表の幅サイズの段階が、継ぎ目が入るところとほぼ一致しているので、ご参考にいただけると良いかもしれませんね。
継ぎ目やシームレスについてご不明な点、ご不安なことがありましたら、
お電話やメールでいつでもご相談をお待ちしております!
大きなお買い物ですので、お客様にぴったりのご提案をさせていただきますね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。