祭りだ! 祭りだ!

 

【 TBL VOL.16 祭りだ! 祭りだ! 】

皆さまこんにちは。エミゴンです。
あっという間に短い梅雨が明けて猛暑の夏に例年よりも早く突入してしまいました。
大阪では日差しと熱波がすごくて昼間に10分屋外にいると干乾びそうな気持になります^^;
この猛暑の中でも京都では祇園祭の山鉾巡行が行われていましたが、夏のイベントといえばお祭り!という方も多いのではないでしょうか。
暑さが苦手な私は積極的に足を運ぶことがあまりなかったのですが、仕入のために先日訪れたインドネシア バリ島で出会ったお祭りがとても素敵だったのでその様子を少しお伝えできればと思います。


↑どこを見てもボタニカルがいっぱいの癒しの島 バリです!

バリ島では年間を通じてたくさんの祝祭日があります。
というのも、インドネシアはイスラム教、キリスト教、仏教、ヒンドゥー教と様々な宗教を信仰する人々が暮らすため、それぞれの代表的な宗教行事が祝日となり儀式や祭りが頻繁に催されるためです。
私がバリを訪れた5月末~6月上旬は、イスラム教徒のラマダン(断食)の時期でもあり、さらにヒンドゥー教徒のカルンガンとも重なっていました。
インドネシアの中でもバリ島が少し特殊なのはイスラム教徒が約90%のインドネシアの中で、バリ島は約90%がヒンドゥー教徒という点です。そのためインドネシアの中でも人々の暮らしや見られる景色が多少違ってくるのではないかと思います。


↑宿泊していたバンガローの中庭にはガネーシャの石像がありました。毎日スタッフの方が周りをきれいに掃き清めてお供えをします。

さて、バリ島で出会ったヒンドゥー教徒の祝祭カルンガンですが、現地に入ってたまたまお祭りがあることを知りました。
バリ島の中央部ウブドという街に滞在していたのですが、到着した時からあれ?と思うことはありました。高さ15Mを超すような竹飾りが道端にところどころ設置されていたからです。
その竹飾りはペンジョールと呼ばれるもので竹を編んだ土台に手の込んだ装飾を施し釣竿のように垂らした先端の飾りが風でゆらゆらと揺れているのがとても優雅で美しいです。時々、この竹飾りを道端で作っている人たちを見かけたのですが、古くなったら交換するための商品を作っているのかな程度に思っていました。


↑ペンジョール作りに忙しそうなお兄さん達。この長さをハンドメイドで作り上げるのですからアメージング!


↑近くで見るとこんなに美しい細工です。デザインは1本1本違うのですがどれも華やかでお祭りの雰囲気を盛り上げます。

ところがバリ滞在3日目、タクシーのドライバーさんとの会話の中で明日はセレモニーがあって朝から忙しいから一日働かないというやり取りがあってとても嫌な予感・・・。
もしかして明日はどこのマーケットも閉めているのでは・・・?
この日は祝祭の前日でしたが大きな市場クンバサリマーケットでも8割はお店を締めている状態だったので、お祭り当日は仕入の望みは薄いかもと思いながらホテルへ戻りました。

さて、朝になりお祭り当日。いつものように滞在先のバンガローで朝食を頼むと、いつもはラフな洋服で給仕をしてくれる青年がとっても素敵な民族衣装を身にまとっています。セレモニーらしい清々しさを感じるのと同時に、この日が特別な日なのだと分かりました。


↑お供えは家やお店の前に毎日供えてあるのですが、この日はいつもより豪華な気がします。

ちなみにカルンガンは神々や自然霊、祖先の霊が各家庭や寺院に降り立つ日で、人々は供物でもてなし祈りをささげる、日本ではお盆にあたるような行事ということです。カルンガンの10日後には降り立った神々や祖先が天上に帰るクニンガンという祭日があるそうです。

カルンガンの朝、ウブドの街はいつもより走っている車が少なく静かな印象でした。バリに到着した最初はぽつりぽつりと立っていた道端の竹飾りペンジョールはいつの間にか数も増えて華やかな景色を作り出し真っ青な空に映えます。お昼が近づくにつれて人々の移動が慌ただしくなります。この日は男性も女性も子供も民族衣装に身を包み竹籠を抱えて寺院へ参拝に行ったり、親戚の集まりへ向かったりと忙しそうに行き交っています。
今日はセレモニーだから!といった感じのきちんと感と特別な日のわくわく感が見ているだけでも伝わってきて、たまらなくいい感じです。


↑セレモニーの正装をした人たちが竹籠を抱えてバイクで移動。道端のペンジョールもたくさん増えました。

ウブドの街ではカルンガン以降毎日、子供たちが独特のエキゾチックなリズムで民族音楽を鳴らし獅子舞のような被り物を操りながら街を練り歩きます。クニンガンを迎えるまでの10日間が一連のお祭りといった感じです。


↑ウブドの街ではお昼から夜まで子供たちが定期的に街中を巡行します。

ウブドの街から少し離れた地方に行く機会があったのですが、そこでは観光客もなく観光客のためのお店、ホテルといった外から入ってくるものがないので人々の生活そのものが色濃く感じられる村でした。時間の積み重ねを感じる美しい寺院がたくさんあり、通りには竹飾りのペンジョールがずらりと並びます。そこに民族衣装の正装に身を包んだ人々が歩いていくのですが、男性は頭と腰に布を巻いて凛々しく女性はカラフルな衣装でとっても華やかです。

↑女性たちの素敵な衣装をご紹介したかったのですがピンボケですみません。。

年配の女性たちは通りが見える場所に座っています。「もうそろそろ来る頃かしら?」と通りをきょろきょろと見渡しています。道を少し先に進むと車もバイクも道端に停車。独特のリズムでガムラン音楽を奏でながらたくさんの村人が練り歩いてきました。


↑通りの良く見える場所で「あの子たち早く来ないかしら~。」

お祭りのお楽しみ村人総出の巡行が始まりました。列の中にはバロン(獅子の姿をした聖獣)やランダ(魔女)の被りものを操る人もいて見ごたえがあります。音楽や鮮やかな色彩、景色が織りなす独特のエキゾチックな雰囲気にすっかり見入ってしまいます。



↑村人総出の巡行です。それぞれの役割分担でお祭りに参加します。打楽器は手持ちで移動しながら民族音楽を奏でます。

仕事の合間にちょこちょこ遭遇するだけだったのですが、すっかりバリのお祭りが好きになってしまいました。地元の人たちからすると、わいわい楽しいお祭りというだけではなく宗教行事なのですよね。見ている中で感じたことはお祭りを通していつもよりも意識的に身を整え心を整える機会となっていること。それが生活にリズムを生み出していることがとっても良いなと思いました。またお祭りに向けてみんなで様々な準備をすることで身近な人達との関り合いも増えて、日々の楽しさや喜びも生まれるのだろうと思いました。

さてさて、お仕事の方はと言いますとたくさん素敵な商品が入荷します!!
いずれもびっくりカーテンというオンラインショップで販売開始予定ですので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。
販売開始予定日は8月中旬ごろを予定しております。

▼びっくりカーテンおすすめのボタニカルデザインシリーズに追加予定です▼

次回のスタッフコラムも、お楽しみに!!

——エミゴンの過去コラム——

君の名は!?

季節に誘われて

いつもの朝に

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