【北欧レポート VOL.2】世界の車窓から ラ―ルダール・フロム~ベルゲン地方


運営統括責任者 堀井

【世界の車窓から ラ―ルダール・フロム~ベルゲン地方 】

 

 

 

こんにちは。スタッフの堀井です(*^_^*)
今回は8月に行きました北欧の海外研修のレポートをご紹介させて頂きます。
デンマーク・ノルウェー・フィンランドを巡りましたが、
私がご紹介させて頂きますのは、<ノルウェー・フロム&ラールダール&ベルゲン地方>についてです♪

 

 

デンマークのコペンハーゲンから船で移動しまして、ノルウェーの首都オスロから数時間バスで移動。
世界遺産のソグネフィヨルドが近いのもあり、首都オスロと比べると、とても自然豊かな地域です。
どの街も素敵でしたが、もしもまたいく機会があれば、この場所にもう一度行きたいと思いました。

 

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首都オスロから移動。だんだんと自然豊かな景色に変わっていきます。

 

■ラールダールについて
狭く長いラールダール峡谷には約 2200人の住民が暮らしているそうです。
現在の主要な産業は農業がメイン。これは土地が肥沃ながら乾いていること(年間降雨量約 400mm)に関係しているようです。
前世紀に入ってからもずっと、ラールダールの上を通る道が、東部のアウストランと西部のヴェストランを結ぶ唯一の年間通行可能な道でラールダールはまた、今日においても東西、さらに北南の往来の交錯点の中心地でもあります。
世界最長の道路トンネルであるラールダールトンネルは長さ 24kmに及び、ラールダールとアウルランを結んでいます。

 

 

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ラールダール旧市街 今回泊ったホテルの脇にあるのがラールダール旧市街。1700〜1800年代の建物160軒ほどから成る。
街全体がこのように残された一角は西ノルウェーでは珍しく、ラールダール旧市街には、1600年代初頭にすでに人々が暮らしていたようです。
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すでに到着の時間が遅く、日没が21時~22時頃のため明るかったのですが、
こちらの旧市街のお店は閉店していました。
この周辺を歩きましたが、すごく可愛い建物が多くありました。
雑貨店・カフェなどの店舗もあれば、自宅として棲んでいらっしゃる家屋も多いようです。
特に可愛いなと思ったのが、ショーウィンドゥの窓まわりです。
どの建物も、窓は出窓のタイプが多く、陶器や花、雑貨、ランプなど。
少し窓を覗くとちいさな可愛い世界がそこにありました。
網みレースやチュールレース等、出窓にはぴったりで、素敵なスペースに心が躍りました。
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こちらはホテルの別棟にある、カフェスペース。
ホテルは今時のシンプルベースの北欧のお部屋でしたが、
こちらのカフェスペースはとてもクラッシック&アンティークでとても可愛かったです。
置かれている家具、照明、アクセントクロス、独自の色の使い方。
なかなか日本では見られないお部屋ばかりです(*^_^*)

お部屋ごとに家具や色、壁紙も違っていて、どの部屋にするか悩んでしまいました。
カーテンはオープンスタイルのシンプルなホワイトのカーテンですが、このお部屋にもぴったりです。
観光地ではありますが、観光客の皆さんも適度な具合で、ゆっくりとした時間を過ごせました。

■フィヨルドとフロム山岳鉄道について

ゆっくり休みました次の日は近くから船で世界遺産のフィヨルドを見てきました!
学生の頃、教科書でしか見たことがなかったフィヨルドを間近に体験出来て大変嬉しかったです。
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壮観なソグネ・フィヨルドは、フィヨルドの最高峰ともいえます。
長さ 200km、最深部の水深 1300m。実は、フィヨルドを囲む山々の標高と同じ深さとのことです。
水深と山々の標高が同じ深さとは、びっくりですね!
本当に圧巻でした。

空もいつも見ている空とは近くに感じられました。とても神秘的な光景です。
ぐるっとフィヨルドを1周した後、次はフロム・山岳鉄道で移動です。
フロム線はベルゲン線とソグネ・フィヨルド沿岸地域を結ぶために建設されたものであり路線の長さは約20.2km。標高約865mに位置する。急勾配の山間部を走るために路線は曲がりくねっており、途中で20のトンネルを通過する。最大勾配はおよそ1:18 (55%) であり、途中のヴァトナハルセントンネルでは、高度を稼ぐために180度旋回するカーブがありました。
全線の所要時間は約60分で最高時速は40kmとのことです。

なんとトンネルの合計の長さは20本で約6キロ。このトンネルは全て手作業で建造されたとのことで、驚きです!!当時1M掘るのに1カ月の重労働だったとのこともあり、建設期間はなんと20年。
1909年に開通したとのことで、現在100年以上も歴史のある列車になっています。
現在夏場は1日に10本、冬は1日に4本の運行だそうです。
世界の車窓から~という有名な番組がありますが、
まさにその景色が目の前に広がっていました。
勾配のある斜面から拭き落ちる滝、急な斜面の中でわずかな場所を工夫した放牧地や、雲が近くまでかかった山頂などノルウェーの中でも自然が最も豊かでスケールのある景色が楽しめます。

■ベルゲン地方・ブリッゲン地区について
また列車を乗り継ぎノルウェーの最終目的地はベルゲン。
こちらは大変港町で栄えていました。
観光地でも有名なベルゲンの街。世界遺産でもあるブリッゲン地区。
三角屋根のこの場所は雪とアナの女王の街のモデルにも使用された場所とのことでした。
レッド、イエロー、グリーンなど鮮やかな建物が並んでいてまるで物語の中のようです(*^_^*)

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港近くでは市場があったり、かわいいインテリアショップや雑貨屋さんもありました♪
なんと日没が22時頃ということもあり、夜なのに綺麗な夕暮れも見れてすごく感動しました!

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自然が豊かな場所と、ノルウェーの伝統ある街も同時に体験することが出来て大変感動しました。
まわった場所はノルウェーでも南の方だったので、機会があれば次は北の方にも行ってみたいと思いました。8月以降はなんとオーロラも見れる地域だそうです。
自然もぎゅっとつまったノルウェー。是非おすすめしたい国です。

掲載・撮影:堀井